今回は、事業を通して社会課題の解決に取り組む株式会社LIFULLにて「地方創生xママの就労支援事業」を行う、秋庭 麻衣さんをインタビュー。MEMOCO代表の熊田としても出会ってから10年以上の秋庭さんに、事業のことや人生におけるマイルールを伺いました。
先輩後輩的な関係性だからこそ、他では見れないような秋庭さんの一面をお伝えできる内容になっているかと思います!LIFULL FaMに興味のある方は是非!そして地方創生に興味のある方にも読んでいただきたいです。
くま
秋庭さん、本日はよろしくお願いします!就活時代からの出会いで、こうしてインタビューさせてもらえるのがもう感謝しかないです!
秋庭さん
よろしくお願いします!本当そうだよね。笑
くま
当時僕の担当いただいていた人事でしたもんね。笑 就活で唯一落ちたのがネクスト(現LIFULL)ですもん。秋庭さんにサポートいただきながら役員面接まで行ったけど、あえなく落選しました。
秋庭さん
会社と合う合わないは仕方ないことだよね。でも熊田くんは今こうして会社やれてるし、まぁ結果よかったんじゃない?笑
くま
前向きに捉えますね。笑
秋庭さん
そういう背景もあり、熊田くんには悪いけど、当時からの流れで今でも子どもを見てるように思ってるところあるかも。笑
くま
わかります!僕も秋庭さんは、学校の先生とか自分の親みたいに思ってる感覚です。笑
くま
いつか仕事を一緒にやりたいなと思っていまして、今はお仕事ご一緒できていて嬉しいです!
秋庭さん
連絡くれて嬉しかったよ!こちらこそ、いつもありがとうございます。
くま
今はLIFULL FaM(以下、FaM)ではなく、親会社のLIFULLに事業ごと移られたんですよね?内容は特に変わらずですか?
秋庭さん
2021年の4月からLIFULLの地方創生推進部としてやってるよ。基本的には事業内容は変わりはないかな。
地方創生をテーマに続々と拠点開発
くま
どうして親会社の中に戻ったんですか?
秋庭さん
LIFULLは事業を通して社会課題の解決に取り組んでいて、そのなかで重点事業の地方創生という事業とFaMが取り組んでいるママの就労支援事業がマッチすることで、より良いシナジーを生んでいけるなとなりまして。
くま
確かすでに福井県に拠点つくられてましたよね?そういう拠点を今後も増やす感じですか?
秋庭さん
全部で4拠点!(2021年12月現在)すでに目黒以外にも、福井、宮崎、島根にFaMの活動拠点を立ち上げてきたよ。
くま
あ、そんなにあるんですね!もっと増やしていく?
秋庭さん
そうだね。LIFULLの地方創生にjoinすることで、さらに拠点の数をどんどん増やして、地方創生に貢献してくのが当面の目標としてやってます。
一人ひとりと向き合って就労支援
くま
フリーランスといえば、個人でやってる人の印象が大きいけど、秋庭さんのところは皆さんフリーランスでありながら、決まった拠点で活動しているのって珍しいですよね。
秋庭さん
確かに最近は働き方が色々出てきたけど、産後の社会復帰の視点で言うと、東京と比べ、地方だとそもそも働き口がなかったり、子育てと両立しながら安心して働いていける場所って少ないのが現状なんだよね。スキルアップしたいと思っても、学べる場所自体がそもそも少ない。
くま
確かに。目黒のオフィスは保育士さんも来られることあったり、キッズスペースもありましたよね?
秋庭さん
そうだね。毎日ではないけど必要に応じて保育士さんもきてもらってる。賑やかなオフィスだけど楽しいよ!
くま
なるほどー。仕事をご依頼する側の視点で言っても、個人のフリーランスの方に依頼するメリットもあるけど、不安もある。その反面、秋庭さんにご依頼すればフリーランスの方々がチームになってかつ拠点でお仕事いただいているから、すごい安心感があります。
秋庭さん
嬉しい!ありがとう!
くま
でもその仕組み作るのは結構大変じゃなかったですか?各地の拠点のメンバーのマネジメントとか。
秋庭さん
そうだね。もちろん仕組み化できることはしてるけど、なんだかんだ一人ひとりと向き合って仕事してるから、相当泥臭く頑張ってるよ。笑
原体験をベースにチャレンジ
くま
そもそもFaMを立ち上げたのってどうしてでしたっけ?
秋庭さん
当時、会社として育休復帰第一号として会社に復帰したんだよね。その原体験があって、子育てと仕事の両立を自分自身でもしっかりしていかなきゃなと。それにうちの会社って課題があるなら自分で社内制度とかも立案していこう!みたいな風潮もあったりで、その流れで事業としての立ち上げを考えていくようになっていきました。
くま
なるほど。原体験はでかいですね。人事から事業経営って大きくやること変わるだろうから大変そう!
秋庭さん
大変ということよりは、人事時代に熊田くんや就活生たちに対して、うちの採用ってとにかく将来何したいの?っていうことを口酸っぱく聞いてたと思うんだけど覚えてる?
くま
面接で聞かれました!全然まともに答えられなかったなー。
秋庭さん
人事側として、みんなの将来の目標を聞いていく中で、自分もみんなに恥じないように、やりたいことに思い切ってチャレンジしないとダメだなと思えたのもきっかけの一つかも。
くま
おぉ〜!!!人事だからこそチャレンジに踏み切れたみたいなところありそうですね!
秋庭さん
そうかもね!
くま
ちなみに、FaMとしてメンバーの採用については、結構こだわられているんです?
秋庭さん
それ、私のキャリア的にもよく聞かれるけど、素直であること、ビジョンに共感してくれるか。他の人のために役立ちたい。っていうような思いがきちんとある方なら、採用!ってしちゃってる。笑
くま
!?
秋庭さん
人事向いてないのかもだけど、私結構すぐに人のこといいなって思っちゃうところあるんだよね。笑
くま
まぁ僕は落とされましたけどね。
秋庭さん
しつこい。笑
バリキャリ<オタク
くま
話ズレますけど、秋庭さんっていわゆるバリキャリ!またはキャリアウーマンの象徴だと思ってるんですけど、よく言われませんか?
秋庭さん
確かに、仕事で会う人にはよく言われるね。笑
くま
休日も仕事関係の人集めて、ホームパーティーやって昼間からシャンパン飲んでるイメージ。笑
秋庭さん
全然そんな感じじゃないよ。笑
ビジョンを発信していくことで、理想を描く立場だからこそ、他の会社さんのインタビューでもいいところを見せていたかなーとも思う。でもプライベートは結構オタクなとこあるよ。基本インドアだし。
ビジョンを発信していくことで、理想を描く立場だからこそ、他の会社さんのインタビューでもいいところを見せていたかなーとも思う。でもプライベートは結構オタクなとこあるよ。基本インドアだし。
くま
え〜意外!
秋庭さん
オタクというか、まぁ趣味が多くて。漫画読む。KPOP。歴史本読んだり。古地図を見ながら東京を練り歩くとか。それに子どもとの時間はちゃんと毎日取るようにしてる。19時以降は仕事しないようにしてるし。
くま
それこそ、子育てと仕事の両立を体現してる感じ?
秋庭さん
子どものためにも、仕事とプライベートはしっかり分けるようには意識してるね。
LIFULL 秋庭 麻衣のマイルール
LIFULLの秋庭さんに一問一答形式でマイルールをお答えいただきました!
RULE1.子育てと仕事をハッピーに
くま
マイルール、一つ目としてはなにがあります?
秋庭さん
やっぱり、ビジョンで掲げている「子育てと仕事をハッピーに」だね。これは最も重要視してるよ。
くま
事業として?
秋庭さん
私自身も子どもが生まれたからこそ、今の事業を立ち上げたし、私自身もハッピーにならないとなと。
くま
いいママだ!
秋庭さん
子どもとの時間は絶対に確保するようにしてるからね。いくら忙しくてもそこは大切にしてます。
RULE2.利他主義
くま
ハッピーにする上で意識していることはありますか?
秋庭さん
やっぱりLIFULLといえばになりますが、利他主義ですね。これはもう絶対。
くま
LIFULLの社是でもありますよね!就活のときからだからずっと変わらないんですね。素敵な社是だと思ってます。
秋庭さん
うん。これだけは口酸っぱくメンバーにも求めているし、私も一番大切にしています。
RULE3.われ以外みなわが師
くま
会社としてというよりも、個人として大切にしていることはありますか?
秋庭さん
言うなれば、「われ以外みなわが師」かな。
くま
自分以外はみんな師匠?
秋庭さん
まぁそういう感じだね!私は、相手の尊敬できるところを見つけるのが長所だと思っていて、みんなのいいところから学びを得ています。みんなの尊敬できるところが垣間見れると、それが私自身の原動力もなってます。
くま
素敵な長所ですね!さすが人事やられてただけありますね。
秋庭さん
いやいや、逆だよ。みんなのことすぐ良い人!って思っちゃうんだもん。そういう意味では、人事向いてなかったかなと思うよ。笑
RULE4.自ら動く、自ら変える
くま
続きましてはいかがでしょう?
秋庭さん
「自ら動く、自ら変える」です。これは、ネクスト時代のガイドラインにもはいっていた言葉なんだけど、今でも染み付いていて。何事も不満があれば自分で変えていこうよ。っていうことなんだけど、これが今の子育てと仕事の両立っていう社会課題の解決についても自分が当事者として自分でどんどん動いていくことはずーっと意識していますね。
くま
なるほど。秋庭さんの行動力はここから来ていたんですね!
RULE5.すぐやる
くま
日々の実務で意識しているようなことはありますか?
秋庭さん
シンプルだけど、「すぐやる」だね。
くま
スピード感をもつっていうことですか?確かにチャットワークのレスがすごい早いですよね。笑
秋庭さん
いやもっとシンプルで、すぐやらないと忘れちゃうから。笑
くま
うわ、すごいわかります。笑
秋庭さん
それに、相手をお待たせしてしまうのが申し訳ないっていう思いもある。
RULE6.後悔しない
秋庭さん
あとは、「後悔しない」っていうことかな。
くま
僕はよく後悔しちゃう。。。
秋庭さん
経営者とか事業責任者になると、日々決断の連続だから、大量な決断をし続けているからこそ、自分で決めたことはあとから後悔してもしょうがないから、後悔しないようにしてます。
くま
忙しいからこそのマイルールですね!くよくよしてられないですね。
秋庭さん
そうだね。後悔しないように、決断したことをちゃんと正しい方向にいくようにあとから軌道修正したりはするかな。
RULE7.必殺「考えない」
くま
最後に、本邦初公開な秋庭さんの意外な一面的マイルールを教えてください!
秋庭さん
インタビューの相談もらってから考えてたんだけど、”必殺「考えない」”ってことかな。
くま
考えない!?どういうことですか?
秋庭さん
例えば、ぼーっとしてるときとか、歯を磨いているときとかって何か考えたりする?
くま
うん。仕事のこと考えちゃいますね。
秋庭さん
だよね。笑 私もつい考えてしまうんだけど、だいたいそういうときに考えようとすると、ろくなこと考えないというか、ネガティブな思考になってしまうの。だからそもそも考えないようにしてます。
くま
そうなんだ。笑
秋庭さん
パソコンに向かってたり、スイッチ入っているときは常に考えているんだけど、そういうオフなときは考えない。
くま
必殺っていうのはどういうこと?
秋庭さん
これはメンバーにも言ったことないから恥ずかしいんだけど、考えないようにするために、「ドレミの歌」を歌うの。
くま
え〜!!!おもしろい!というかめちゃくちゃ可愛い必殺技!!
秋庭さん
初公開。笑 頭おかしいと思われるかもしれないけど、ネガティブにならないようにとにかく考えないようにしてるね。
これから
くま
素敵なマイルールの数々、ありがとうございました!最後にこれからのお話を少しだけ!将来やりたいとおもうことったありますか?仕事でもプライベートでも。
秋庭さん
地方創生はこれからも頑張りたいと思っているし、その先でいうと、私も社内ベンチャー制度を利用して起業したこともあったので、女性の事業開発の支援とかしていきたいなと思ってます。
くま
なるほど!プライベートではいかがですか?
秋庭さん
子どもが成人になったりしたら、働く場所としても海外で生活しながら仕事したりもしてみたいかな〜。
くま
海外いいですね!
秋庭さん
今週は京都にいて、来週は海外にいて、とか。
くま
最高!でもそういうことができる世の中になってきましたもんね。
私の中で、秋庭さんは学生時代に出会い、初めて自分がやりたいことってなんなのか。そしてこれからのキャリア形成などを真剣に考えていくきっかけをいただいた恩人でした。その秋庭さんとお仕事をさせていただきながらも、インタビューの機会もいただき、秋庭さんの知らなかった一面に触れることができ、ますます尊敬しました。
FaMで働くメンバーの皆さんとも普段実務で一緒にお仕事することがありますが、皆さんとても素直でスピードも責任感も非常に強い方々ばかり。それもやはり先頭をひた走る秋庭さんの背中をしっかりみんなが見ているからなんだろうなと改めて思いました。
経営者としても一人の社会人の先輩としてもとても濃密な時間でした!秋庭さんありがとうございました!そしてこれからも引き続きよろしくおい願いします!