株式会社MEMOCOの
オウンドメディア支援
☑オウンドメディアを運用したいけれど、何をすればよいか分からない
☑運用の知識を持つ人がいない・人員が足りない
☑本気で心を動かすコンテンツを作り、高い成果を上げたい
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Web集客の手法の一つにリスティング広告があります。リスティング広告のメリットやデメリットはどのようなところにあるのでしょうか?
今回は、初心者の方に向けてリスティング広告の概要や手順、メリットやデメリットなどを詳しく紹介します。ぜひご覧ください。
リスティング広告は、「検索連動型広告」と呼ばれるものです。検索エンジンにキーワードを入力すると、検索結果に連動して画面上部や下部に広告が表示されるのが、リスティング広告です。
リスティング広告は、検索エンジンの国内シェア9割以上を占める「Google広告」か「Yahoo!広告」に掲載依頼をするのが一般的となっています。
リスティング広告の掲載順位は広告ランクの順位によって変動します。広告ランクは、入札単価と品質スコアによって決定するものです。
広告ランク=入札単価×品質スコア
入札単価には、キーワードごとに相場が定められています。リスティング広告を表示させるには、キーワードに設定された最低価格以上の入札が必須です。
最低入札価格は検索数の多いキーワードほど高く、検索数の少ないキーワードほど低い傾向にあります。高い金額で入札すれば、その分リスティング広告の掲載順位は上部になることが予想されるでしょう。また、10段階ある品質スコアの評価も掲載順位に大きく影響します。
品質スコアの決定要素には、以下の3項目があります。
掲載順位で上位を狙うには、入札単価と品質スコアのどちらか一方、または両方をあげる必要があります。
リスティング広告と混同されやすいのが、オーガニックサーチ(自然検索)です。リスティング広告の下に表示される検索結果表示をオーガニックサーチと呼びます。
ここからは、2つの違いを詳しく見ていきましょう。
リスティング広告はクリックされることで料金が発生しますが、オーガニックサーチに費用はかかりません。
有料検索であるため即効性があり、結果が出るまでが速いのがリスティング広告の特徴です。一方でオーガニックサーチは、結果が出るまでにある程度の時間を要することも多く、長期的な運用に向いています。
オーガニックサーチの検索結果表示は、あくまでGoogleやYahoo!といった検索エンジンのアルゴリズムによって決定するものです。そのため、検索順位をコントロールすることは極めて難しいといえます。
その反面、リスティング広告は入札金額を高くするなど入札者によって表示結果を幾分かコントロールすることが可能です。
オーガニックサーチでは、キーワードを指定することはできません。そのためユーザーにとって役立つコンテンツを発信するなど自然検索で上位表示させるための工夫が必要です。
反対にリスティング広告は、検索キーワードを選定でき、広告をすぐに配信できます。場合によっては早い段階で広告掲載の上位表示も見込めるでしょう。
リスティング広告の一つにディスプレイ広告があります。
ディスプレイ広告は「コンテンツ連動型広告」と呼ばれるものです。WEBサイトの上部や下部、文章の間などにテキストや画像、動画などが表示されるのが、ディスプレイ広告です。
高い購入意欲がある顕在ユーザーを対象とするリスティング広告に対し、ディスプレイ広告は「課題や悩みはあるけれど、まだ行動に移していない」といった潜在ユーザーに向けて、商品やサービスを広く認知することが可能です。
GDN(Googleディスプレイネットワーク)やYDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)などがディスプレイ広告の代表的なサービスになります。
リスティング広告のメリットやデメリットには、以下のような内容が挙げられます。
ここからは、上記のメリットやデメリットを詳しく紹介します。
ユーザーは、知りたい、購入したい、行きたい、見たいなどといった希望をもとにキーワード検索をします。リスティング広告は指定したキーワードで広告出稿ができるため、このようにニーズが顕在化しているユーザーに効果的にアプローチすることが可能です。
例えば、「英会話教室 大人」というキーワードの場合、ユーザーニーズは「大人向けの英会話教室を探している」になります。ここに魅力的な英会話教室の広告を出すことで、ユーザーは「体験レッスンを受ける」「入会する」などの次の行動に移しやすくなるでしょう。
低予算ですぐに始められるのは、リスティング広告の大きなメリットです。
テレビCMや雑誌、新聞などに広告を出す場合、数百万~数千万円単位の費用が発生します。一方でリスティング広告は、千円や数万円といった低予算で広告を出すことが可能です。
最初は低い金額でスタートし、効果を見て予算を徐々に上げていくこともできるため、低予算から安心して取り組めます。
テレビCMや新聞、雑誌などの広告出稿は、費用対効果を数値化しにくいといった側面があります。
その反面リスティング広告では、クリック率やコンバージョン率、リンク先LPの訪問者数などを管理画面から確認できるため、費用対効果が数値化できます。また、ABテストを実施し、効果の高い広告のみに絞るといったこともできます。
費用対効果が目に見えるのは、大きなメリットになるでしょう。
広告文が自由に決められるのは、リスティング広告のメリットです。オリジナリティのある効果的なキャッチコピーを作成すると多くの人の目に触れ、サイトへの流入数の増加を狙えます。
低予算で始められるリスティング広告ですが、上位表示を狙うとどうしても高額な掲載費用がかかります。
また、広告を出稿し続けるには、継続した広告費が必要です。リスティング広告はすぐに結果が出やすい側面がありますが、費用のかからないコンテンツSEOなどと比較すると広告費がかかるのが難点です。
アカウント登録やキャンペーンの作成など広告出稿の設定自体は、比較的簡単で時間もあまりかかりません。
しかし掲載後は、市場やトレンドの動向に合わせて広告文を変更する、数十件~数百件単位のキーワードを管理して適宜設定を変えるなど、定期的なモニタリングやブラッシュアップが必要でです。
時間や手間を要する作業であるため、掲載後のメンテナンスも予め広告出稿のスケジュールに組み込んおきましょう。
尚、リスティング広告はアカウントの開設や入札調整、メンテナンスなどを代理店に依頼することも可能です。
リスティング広告代理店についてくわしくは、こちらで解説しています。
リスティング広告代理店の選び方!メリット・デメリット、乗り換え時の注意点を解説
リスティング広告は、検索結果の上部や下部に記載されるため、一目で広告だと分かってしまいます。
ユーザーの中には、広告を避ける人がいるのも事実です。広告出稿の際は、このようなリスティング広告の特性を理解しておく必要があります。
顕在ユーザーに効果的なアプローチができるリスティング広告ですが、ユーザーが限定的になる分潜在ユーザーへのアプローチは難しく、認知拡大には向いていないといえます。
顕在ユーザーと潜在ユーザーの両方にアプローチしたい場合は、潜在ユーザーにはディスプレイ広告や長期的なコンテンツSEOを実施するなど、他の手法との同時並行が求められます。
ここからは、以下のリスティング広告の手順を詳しく紹介します。
リスティング広告の掲載先に、検索エンジンの国内シェア1位と2位を誇るGoogleかYahoo!を選びます。GoogleとYahoo!のリスティング広告の掲載先には、主に以下のようなものがあります。
自社の商品やサービスに適した掲載先を選びましょう。
掲載先が決まったら、アカウントを作成しましょう。
アカウントには、広告グループの管理や広告費の支払いなど広告掲載に関する全ての内容が紐づくものです。
具体的には、アカウント→キャンペーン→広告グループの順に階層分けされます。アカウントの中にキャンペーンと広告グループが入り、キャンペーンの中に広告グループが入ります。
Googleは一般ユーザーが使用する通常アカウントで利用でき、YAHOO!はビジネスアカウントが必要です。複数人で管理する場合は、共有可能なメールアドレスでアカウント登録するのがよいでしょう。
Google広告のアカウント作成の手順
①Google広告のページへアクセスし、「今すぐ開始」をクリック
②メールアドレスやWEBサイトのURLを入力
③予算やキーワード、テキスト広告などを入力し、最初のキャンぺーンを作成します
④請求先の国やタイムゾーンなど支払い方法を設定
※請求先の国とタイムゾーンは後から変更できないので、間違えないようにします。
⑤住所や連絡先を入力
⑥支払いタイプと方法を選択
支払いタイプには自動支払いと手動支払いの2つがあります。
支払い方法は、銀行振込、PayEasy、コンビニエンスストア、クレジットカードの4つから選択します。
キャンペーンは、広告管理の単位です。
具体的には、キャンペーンで広告の予算や曜日、時間帯、広告掲載期間、配信先のデバイス、配信方法、入札方法などの設定をします。「実店舗」や「通信販売」などのようにカテゴリに分けて広告のキャンペーンを作成すると、予算や内容が分かりやすく管理できます。
Google広告のキャンペーン作成の手順
①概要ページの「新しいキャンペーンを作成」をクリック
②「販売促進」や「見込み顧客の獲得」などの中から目標を選択する、または「目標を指定せずにキャンペーンを作成する」を選択
③「検索」「ディスプレイ」「ショッピング」「動画」などの中から希望するキャンペーンタイプを選びます
④「ウェブサイトへのアクセス」や「電話件数」「実店舗への来店」「アプリのダウンロード」などの中から目標を達成するための方法を選択します
⑤広告を配信する地域や言語、オーディエンスを設定します
⑥予算と入札単価を入力し、内容を保存します
広告グループは、ユーザーが検索エンジンで実際に目にする広告の部分を指したものです。広告グループの作成では広告の名前を設定し、キーワードとキーワードのマッチタイプを決めます。
Google広告の広告グループ作成の手順
①「広告グループ名」に名前を入力
②「キーワード(語句)を1行に一つずつ入力するか、貼り付けます」の欄にキーワードを入力します
③キーワードのマッチタイプを設定
マッチタイプには「部分一致」「絞り込み部分一致」「フレーズ一致」「完全一致」の4種類があります。
部分一致が最も検索クエリのボリュームがあり、多くのユーザーを対象にしたものです。反対に「完全一致」は最も検索クエリのボリュームが少なく、ユーザーも限定的になります。
検索クエリのボリュームと対象ユーザーの多さは以下のような順で表されます。
「部分一致」←「絞り込み部分一致」←「フレーズ一致」←「完全一致」
多い 少ない
広告の作成では、実際に広告が表示される部分の見出し、説明文、URLの表示内容、表示オプションを設定します。
Google広告における広告の作成の手順
①見出しを入力。3つまで作成でき、半角30文字、全角15文字以内に入力します。
②説明分を入力。2つまで作成でき、半角90文字、全角45文字以内に入力します。
③パス(URLの表示内容)を入力。2つまで作成でき、半角15文字、全角7文字以内に入力します。
④サイトリンク表示オプションや電話番号表示オプションなど必要に応じて表示オプションを設定します。
⑤テキスト広告の設定完了
見られるリスティング広告を作るには、以下に記載した4つのコツをおさえることが大切です。
ここからは、見られるリスティング広告を作るための4つのポイントを詳しく見ていきましょう。
リスティング広告が多くの人の目に触れるためには、自社の商品やサービスにマッチする効果的な検索キーワードが必要です。効果的なキーワードとは、ユーザーニーズを想定し、広告を思わずクリックしたくなるようなキーワードです。
ここでは、低反発枕の商品の広告を出す際のキーワードを例に挙げていきます。
こちらの軸となるキーワードは「低反発枕」です。そこでまず「低反発枕」のキーワードボリュームを確認します。
次に関連するキーワードを探り、「低反発枕 テンピュール」「低反発枕 肩こり」などのように最も商品に合う有効なキーワードを選定します。
キーワードボリュームやサジェストワードの確認には、Googleのキーワードプランナーやラッコキーワードなどのキーワードツールを利用できます。キーワードツールは、1か月間の検索数や関連ワードを簡単に知ることができる便利なツールです。キーワードツールを活用し、高い効果が見込めるキーワードを選定しましょう。
リスティング広告にあるタイトルと説明文は、最もユーザーの目を惹く部分です。そのため、ユーザーの深層心理に働きかける効果的な内容を作成する必要があります。
タイトルと説明文の内容を変更するだけで、クリック率は大きく変わります。複数の候補を作成し、その中から最も成果につながりそうなものを選びましょう。また、効果を見て、適宜内容を変更することも必要です。
タイトルには、キーワードや「限定」「特典」「割引」などの言葉や数字を入れると効果的です。また、自社の商品やサービス名を記載するのもよいでしょう。分かりやすく、ユーザーに伝わるタイトルの作成を心がけます。
説明文には、「即日対応」や「高品質」など商品やサービスの強みを端的に分かりやすく表現する言葉を盛り込み、ユーザーの悩みを解決に導くようなものにしましょう。尚、信憑性のない誇張表現の使用や医療・薬事法の規則に反することは原則禁止となっていますので、くれぐれも注意します。
リスティング広告で高い成果を上げるには、上質なランディングページの作成も欠かせません。
いくらタイトルや説明文が魅力的なものであっても、リンク先のランディングページのクオリティが低ければ、集客につなげるのは難しいでしょう。
ランディングページは、検索ユーザーの悩みを解決するような、ユーザーの心理に寄り沿うものにします。タイトルや見出し、デザイン、CVボタンの配置などにこだわり、視覚的に見やすいものにしましょう。
ユーザーの興味、関心を惹きつけ、コンバージョンまでの導線をしっかりと作ることが大切です。
リスティング広告は効果の分析、検証を繰り返すことで高い成果を獲得できます。具体的には、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)、広告レポートなどを確認し、ABテストによる検証や分析を行います。
長期的な視点で分析を続けることが何よりも大切です。
リスティング広告は低予算でスタートでき、上手なやり方を続けると効果的な運用が期待できます。ユーザーが求めているものを理解し、ユーザー視点に立ち続けることが、成果を上げるためには何よりも重要です。
「テレビCMや新聞、雑誌などの媒体に広告を出稿するは金額的に難しい……」といった場合も、リスティング広告なら費用が抑えられるため、気軽に広告出稿ができます。
こちらの内容をリスティング広告を始めるさいの参考にしましょう。