メルマガの書き方ちゃんと知ってる?読ませる構成も教えます!

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  • メルマガの開封率が低すぎる
  • メルマガを配信しているけれど、メルマガ経由のコンバージョンがない

このような課題を抱えている場合、メルマガの書き方や内容に問題があるかもしれません。

本記事ではメルマガの書き方や構成、参考にできるフレームワークやポイントなどを紹介します。

メルマガ配信に課題がある人は、ぜひ参考にしてください。

目次

メールマガジンとは

メールマガジン(メルマガ)とはメールマーケティング施策の一つで、購読者のメールアドレスにメールを一斉送信する手法です。

同じ内容のメールを複数のユーザーに配信できるため、新商品発売やクーポン配布など多くのユーザーに知らせたい情報があるときに有効です。また一通あたりの送信は低コストで済むので、マーケティングの予算が限られている場合も最適になります。

ときには、購読者の属性(性別・年代・地域など)や購入履歴などでセグメントしてメールを配信することもあります。

ちなみにメールマーケティングは、メルマガのほかにも「ステップメール(シナリオメール)」や「リターゲティングメール」などの手法があります。

BtoBメルマガについては、こちらで詳しく解説しています。

読まれるBtoBメルマガを作る5つのポイント!困った時のネタ紹介も

メルマガの基本的な書き方

次に、メルマガの基本的な書き方についておさらいしましょう。

①まずはテキストエディターを用意

メルマガを作成するときは、まずテキスト部分の下書き(草稿)を練ることから始めましょう。

草稿を作成するにはMicrosoft WordやGoogleドキュメントなどがありますが、テキスト編集に特化したアプリケーションソフト(テキストエディター)を利用すると便利です。テキストエディターは文字数のカウントや誤字・脱字チェックなどの機能が搭載されており、草稿作成に適しています。

また文字入力が苦手な人は、音声入力機能を活用するのも一つの手です。話し言葉の文章は親近感を与えるので、音声入力を使ってメルマガを作成すると親しみやすい印象を与えるでしょう。

②形式を選択

メルマガの形式には、テキスト形式メールとHTML形式メールがあります。

テキスト形式は文字だけのシンプルなメールです。文字サイズを変えたり、段落を活用するなど、読みやすくすると良いでしょう。

一方のHTML形式は、テキストだけでなく画像やボタンなども挿入でき、視覚的な訴求力が高いメールを作成できます。近年のメルマガは、ほとんどがHTML形式です。

ただしHTML形式のメールは、受信者のデバイスやメールソフトによってうまく表示されないこともあります。そのため確実に情報を届けたい場合は、テキスト形式のメールが適している側面もあります。

③改行の位置と行間の設定

適切な場所で改行を入れなければ、文章が読みにくくなってしまいます。全角35文字以内で改行をはさむようにすると、文章にメリハリがついて読みやすいです。

また空白行を設定すると、よりスムーズに読み進められます。3~4行で空白行を設定すると良いでしょう。

つい読みたくなるメルマガの構成

メルマガは通常のメールとは異なり、購読者に開封をしてもらい、次のアクションを取ってもらうことが目的のため、購読者が読みたくなるような工夫が必要です。

ここからはメルマガを7つのパーツに分け、それぞれの構成について解説します。

①最重要の「件名」

メルマガの件名(タイトル)は最も重要です。なぜなら件名で興味を引かなければ開封してもらえなくなるからです。件名次第で開封率は大きく変動します。

メルマガの件名は、長すぎると要点がブレてしまいます。かといって短すぎると情報が伝わりません。必要な情報を盛り込み、一目で要件が伝わる30文字前後が良いでしょう。

また目を引く件名には、いくつかのポイントがあります。

  • 「導入企業50%以上が売上アップ」「5つのポイント」など具体的な数字を入れる
  • 「女性必見」「営業職向け」などターゲットを入れる
  • 「100個限定」「本日20時まで」など限定感・特別化を演出する
  • 「無料ダウンロードあり」などベネフィットを伝える

上記の訴求ポイントを意識すると、読者の目を引く件名になります。ただし訴求ポイントを入れすぎると情報が入り混じってしまうので、本当に伝えたい情報に絞りましょう。

②最初に見られる「ヘッダー」

「送信元(差出人)」「配信日時」などメールの詳細情報をヘッダーとして挿入しましょう。メルマガの配信情報を箇条書きで記載し、記号を並べたりして区切ります。

メルマガを配信する際は、特に送信元が重要です。読者にとって心当たりのない送信元だと、メルマガに対して不信感を抱き開封されません。

企業名を送信元にしてメルマガを配信している企業が多いかもしれませんが、企業名よりもサービス名やブランド名のほうが認知されている場合はそちらを利用するのも一案です。

③掴みになる「リード文」

すぐに本題に入るのではなく、リード文で読者の心を掴むのも一つのテクニックです。本文の内容を要約した導入文を挿入するのが一般的ですが、季節の話や時事ネタ、自社についてのちょっとしたネタを入れるのもおすすめです。

またメルマガ配信ツールには、メール冒頭に「〇〇様こんにちは」「〇〇様だけに特別なお知らせです」など、宛名の名前を自動で挿入してパーソナライズする機能が付いているものもあります。パーソナライズメールは特別感や親近感を演出できます。

④分かりやすい「目次」

一つのメルマガのなかに複数の情報を含む場合は、メルマガの冒頭部分に目次を入れて情報を整理しましょう。

目次を入れると、購読者はどのようなメルマガなのかを理解し、興味がある内容をピックアップして読めます

⑤メインとなる「特集記事」

メルマガのメイン情報となる特集記事部分は、分かりやすく簡潔に書くよう心がけましょう。

HTML形式のメルマガの場合は、画像や装飾などを活用して視覚的に訴求します。テキスト形式のメルマガは文字が続くと単調な印象を与えてしまうため、文字装飾や改行などを使い見やすくなるよう工夫します。

⑥信頼関係を築く「あとがき」

特集記事がメルマガのメイン部分となりますが、メルマガを最後まで読む購読者も少なくありません。メルマガ本文の終わりに「あとがき」を書いておくと、内容が締まりスッキリとした印象になります。

また、あとがきには自社やメルマガ作成者の小ネタを入れると、購読者に親近感を与えられ、信頼関係構築につながります。

⑦締めの「フッター」

最後には、フッターとして「配信元」「WEBサイトURL」「住所」「電話番号」などの情報を差し込みます。箇条書きで記載し、ヘッダーと同様に記号を並べて囲みましょう。

また「特定電子メール法」によって、メルマガの配信解除(オプトアウト)の導線を設置することが義務付けられています。そのためフッター部分には、メルマガ解除の方法を記載する必要があります。

メルマガのポイント

メルマガは単に自社が伝えたい情報だけを記載しても、成果にはつながりません。ここからは、多くのユーザーに読んでもらい、成果を出すための以下の4つのポイントを解説します。

  • ターゲットを絞る
  • 目的を設定する
  • 為になる内容を配信する
  • 読みやすい本文を心がける

①ターゲットを絞る

メルマガを配信する際、購読者全員に一括送信する方法と、ターゲットをセグメントして送信する方法があります。よりユーザーの心に響くメルマガを配信したい場合は、ターゲットを絞ったセグメント配信がおすすめです。

セグメント配信ではターゲットの性別・年代・居住地などの条件を絞り、ターゲットに合わせた情報を配信するのがポイントです。

たとえば、男性の購読者に女性向け商品の案内をしても効果は薄く、北海道の購読者に東京都のイベントの情報を配信しても大きな成果は望めません。

ターゲットを絞り、ニーズにマッチした内容のメルマガを配信しましょう。

②目的を設定する

メルマガでは目的設定も重要な要素です。

メルマガ配信の主な目的は

  • 情報伝達(新商品発売、イベント開催など)
  • 販売促進(セール情報、クーポン発行など)
  • 知識提供(ノウハウや事例の提供など)
  • 関係構築(開発エピソードなど)

などがあります。

これらの目的によってメルマガの文章を適切に変える必要があります。

たとえば新製品を発売した際に「発売を開始したという情報を届けたい」という目的と「新製品を発売したから購入してほしい」という目的では、メルマガの文章が異なります。

前者の場合は「〇月〇日、当社の新製品が発売しました!」という文章とともに、新製品の特徴や機能紹介の記載で充分でしょう。

一方、後者の目的であれば新製品の特徴や機能紹介のほか、利用することによるベネフィットを付け加えたり、メルマガを読んだ人限定の割引特典を付けたりして、購入したいと思わせる工夫が必要です。またメルマガの最後に新製品購入ページへの誘導も必要になります。

このように的によってメルマガ本文が大きく異なるため、目的設定は重要になります。

③為になる内容を配信する

単に情報を羅列するだけでは、読み手にとって面白味がありません。特に「メルマガ購読をしてくれたらプレゼント贈呈」などのキャンペーンで購読を始めた人はもともと関心度合いが低いため、興味のない内容であればすぐに配信解除してしまうでしょう。

購読者の興味関心を高めるためには、相手の為になる内容を盛り込んでメルマガを読むメリットを与えるのがポイントです。

お得情報、知識やノウハウの共有、活用事例など、メルマガを通じて購読者にとって有益な情報を提供しましょう。

④読みやすい本文を心がける

どのような内容であっても読みやすさは重要です。

BtoBのメルマガではある程度のビジネスらしさは必要ですが、堅苦しい文章や文字の羅列では読みにくさを感じてしまいます。

改行や空白行を差し込み、文字の装飾をするなどをして読みやすい工夫しましょう。

覚えておきたいメルマガのフレームワーク「SUCCESs」

メルマガをブラッシュアップさせたいときに覚えておきたいフレームワークがあります。それが「SUCCESs」です。

SUCCESsはもともとアイデアを整理したりブラッシュアップさせたりするための思考法ですが、メルマガ作成の際にも活用できるフレームワークです。

ここからは、SUCCESsでメルマガを作る具体的な流れを解説します。

「S」シンプル

メルマガ本文は、シンプルでわかりやすい内容であるかどうかがポイントです。要点が押さえられたシンプルな内容であるほど、読み手の頭に入りやすくなります

「U」意外性

単調な文章や毎回同じような内容では購読者は飽きてしまいます。驚きやインパクトのある情報を盛り込み、読み手の関心度を高めましょう。

「C」具体性

メルマガの情報に具体性があると、購読者の印象に残りやすくなります。

たとえばリニューアルした化粧水を発売する際に「保湿力アップ!」だけでなく、「原料に〇〇を使用したから保湿力アップ!」「前商品よりも〇%の保湿力アップを実現」などと具体的な数字やデータがあるとイメージしやすいでしょう。

「C」信頼性

コンプライアンスが重要視されている昨今、情報の信頼性は軽視できません。根拠のない情報は扱わないようにして、信頼できる情報を使用しましょう。

「信頼できる情報を発信している」と読者に認識してもらえれば、企業としての価値も高まります

「E」感情的

メルマガの購読者を「面白かった」「感動した」「また読みたい」という感情にさせる内容を意識しましょう。感情に働きかけることで、メルマガの開封率アップや解約率の改善にもつながります。

「S」物語性

ただ情報を羅列するだけでなく、話の展開を意識したストーリー性のあるメルマガにすると内容が読みやすくなります。また物語性があれば、読者の記憶にも残りやすいでしょう。

メルマガを書く時の注意点

メルマガを書くときは、以下の3点に注意します。

  • テーマを絞る
  • 次のアクションに繋げる誘導
  • メリットのあるタイトル付け

①テーマを絞る

一つのメルマガにつき、テーマは一つだけに絞りましょう。複数の情報が含まれていると、読者は混乱しかねません

たとえば「新製品を発売した」「オンラインセミナーを開催する」「オウンドメディアに新記事を公開した」という内容が一つのメルマガに入っていると、どれが要点なのかがわからなくなってしまいます。メルマガ一つにつき、メインテーマ一つに絞るのがおすすめです。

ただし「新商品発売」「セール開催」「クーポン発行」など関連するテーマであれば、文章をうまく展開することで違和感なく訴求できます。

②次のアクションに繋げる誘導

メルマガを配信する際は、読者に何かしらのアクションを起こしてほしいと考えているでしょう。そこでメルマガには読者のアクションを促すCTAの設置をおすすめします。

CTAにはURLリンクやバナーなどがありますが、メルマガではボタンが設置されているケースが多く見られます。ボタンから資料請求ページや商品購入ページへ誘導し、アクションを起こしてもらいましょう。

③メリットのあるタイトル付け

タイトル(件名)は、開封されるかどうかを左右する重要な要素です。読み手にとってメリットのあるメルマガであることがわかるようタイトルを付けましょう。

メールボックスで表示される文字数が制限されているため、限られた文字数のなかで適切にメリットを盛り込まなければいけません

たとえば「【株式会社〇〇からのお知らせです】3日間限定!最大半額セール開催」といったタイトルでは、メリットが盛り込まれているにも関わらず、メールボックスにはメリット部分が表示されない可能性もあります。この場合は最初の「【株式会社〇〇からのお知らせです】」という部分を消してしまっても構いません。

メルマガは、書き方一つで読まれるものになる!

「開封率が低い」「コンバージョンにつながらない」などメルマガに苦手意識をもっている人も少なくありません。しかし、いくつかのポイントを押さえることで成果につながるメルマガ配信が可能になります。

メルマガ配信のポイントは、すぐに実践可能な方法ばかりです。ぜひこちらの方法を試し、購読者との信頼関係構築を目指しましょう。

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