初心者でもわかるオウンドメディアの作り方4ステップ!継続のコツも解説

近年はマーケティング戦略の一環として、オウンドメディアを活用する企業が増えています。としかし、実際には何から手を付けたらいいのかわからず、困っている企業の担当者も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、オウンドメディアの作り方と継続のコツを紹介します。初心者も分かりやすいように解説していますので、ぜひ、マーケティング戦略に役立ててください。

目次

オウンドメディアの必要性

オウンドメディアの作り方を解説する前に、まずは企業にとってオウンドメディアが本当に必要なのか、どんな目的で立ち上げるのかを確認しましょう。

企業が所有するメディアは大きく、「オウンドメディア」と「商業メディア」に分けられます。

オウンドメディアは、企業が販売する商品・サービスの見込み顧客の獲得を目的としています。そのため、いかに見込み顧客の興味を引くコンテンツを配信し、商品・サービスの購入に繋げられるかが重要です。

一方、商業メディアは、ページに掲載された広告などを通して収益を得るのが主な目的です。あくまでもページの収益化が目的なので、より多いpv数と、より高い広告のクリック率が求められます。

このようにオウンドメディアと商業メディアでは、目的や戦略の立て方が異なります。既に商品やサービスを販売し、その売上を伸ばす手段として活用するならオウンドメディアがおすすめです。

また、メディア単独で収益を得たい場合は、商業メディアを検討してみましょう。

オウンドメディアを作る4ステップ

オウンドメディアの制作には、以下の4つのステップがあります。

  • ステップ①準備
  • ステップ②サイトの制作
  • ステップ③記事作成
  • ステップ④データ分析

それぞれのステップで必要な項目やツールについては次の章で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ステップ①準備

オウンドメディアのステップ①は、準備です。

まずは「そもそも何のためにオウンドメディアを立ち上げ、どのようなことを実現したいのか?」といった立ち上げの目的や方向性をまとめます。

準備の段階でしっかりと目的や方向性が決まっていれば、制作中や公開後の方針のブレを防ぐことができます。

ステップ②サイトの制作

ステップ①で決めた内容をもとに、サイトを作りましょう。

サイト制作は、自社で作るのか、それとも他社に業務委託するのかによって今後の運用方法が変わります。社内に制作できる人がいない場合は、今後の運用も見据えて新たに開発者を採用するのも一つの方法です。

自社によるサイト制作、他社への依頼、それぞれのメリット、デメリットを整理しながら、企業にとって最善の方法を選ぶことが大切です。

ステップ③記事作成

サイトが完成したら、記事を作成します。

オウンドメディアの記事で求められるのは、いかにニーズがあるテーマで、検索されやすい文章を書けるかということです。

企業の宣伝になるからといって一方的な記事ばかりを書くのは、ユーザー視点に立っているとはいえません。ユーザーの気持ちに寄り添った役立つ情報を多く発信していきましょう。

また、サイトの制作と同様に、記事作りも社内で作成する、他社に外注するといった選択肢があります。

ステップ④データ分析

オウンドメディアは、記事を公開したら終わりではありません。

よりよい結果を出すには、メディアを通してどれだけの人が自社の商品やサービスに興味を持ち、どれくらいの購入数があったのか、といったを内容を計測する必要があります。

データの分析には、専用のツールを使うと便利です。

具体的な分析方法やツールについては、後ほど詳しく紹介します。

オウンドメディアを作るステップ①準備

ここからは、オウンドメディア作成の各ステップをさらに詳しく解説します。

ステップ①「準備」のポイントは、以下の4つです。

  • 目的の設定
  • ターゲットの設定
  • カスタマージャーニーの実施
  • 自社運用か外注かの決定

ここからは、上記を詳しく見て行きましょう。

目的の設定

オウンドメディアの目的の設定は、プロジェクトの根幹と言えるものです。

この点がぼんやりしていると、サイト制作や記事制作の軸がブレてしまいまします

「オウンドメディアを通してユーザーにどのような印象を与えたいのか?」「記事を読んでもらうことでどの商品・サービスの販促をしたいのか?」といった目的を明確にします。

ターゲットの設定

オウンドメディアの目的を決めたら、ターゲットを設定しましょう。

ターゲットがしっかり定まっていないと、公開後に想定していないユーザーばかりがサイトを訪れ、売上やコンバージョンにつながらなくなってしまいます。

  • 年齢
  • 性別
  • 仕事
  • 生活スタイル
  • 趣味
  • 収入

上記のように、できるだけ具体的なユーザー像を設定しましょう。

カスタマージャーニーの想定

カスタマージャーニーとは、ユーザーがどのように企業や商品を知って興味を持ち、購入に至るまでの一連の流れを見える化したものです。

オウンドメディアではカスタマージャーニーを事前に想定することで、ユーザーのニーズを理解するきっかけとなり、マーケティングがスムーズになります。

カスタマージャーニーは、できるだけ客観的な視点で作成することが大切です。

また、カスタマージャーニーを作成する際に、購入後のアクションまでを想定するのがおすすめです。これにより、確度の高いユーザーに刺さるようなコンテンツを作成できるでしょう。

自社運用か外注かの決定

オウンドメディアを一から作れる人材が社内にいる場合は、自社運用が適しています。一方で専門的知識を保有する人材がいない場合は、プロに外注するのがよいでしょう。

自社運用か外注かを決定する際に、今後の運用方法も一緒に考えるのがおすすめです。具体的には、「コンテンツを公開後のメンテナンス作業は誰が行い、何名体制にするのか?」といった内容を決めます。また、「公開後にページのデザインを修正する場合は、社内で行うのか業者に頼むのか?」「業者に頼む場合の費用について」などを考えるとよいでしょう。

公開後も見据えると、より効率的に運用ができるようになります。

オウンドメディアを作るステップ②サイトの制作

サイト制作には、以下の3つの方法があります。

  • 方法①業務委託
  • 方法②開発者の採用
  • 方法③CMSの導入

ここからは、上記の方法を詳しく解説します。

方法①業務委託

業務委託の業者を選ぶ際は、以下の点をポイントにします。

  • 実績
  • オウンドメディアで紹介する商品やサービスの知識があるか
  • 納期
  • 料金
  • 修正や変更の際の料金
  • 公開後のサポート体制

特に公開後のサポート体制は、オウンドメディアによる成果を左右するため、非常に重要でsy。

長期的な目線から、信頼できる業者を選びましょう。

方法②開発者の採用

新たに開発者を採用するのも一つの方法になります。社内に開発者がいると、急なデザインの変更や、大幅な仕様の修正もすぐに取りかかれるといったメリットがあります。

しかし、開発者の採用は、それなりのコストがかかるのが難点です。メリットやデメリットを理解した上で、自社に最も有益な方法を選択しましょう。

方法③CMSの導入

CMSとは、「Contents Management System」の略で、簡単にサイトを作成・更新できるシステムのことを指しています。CMSの代表的なものは、WordPressやJoomla!などです。最近では、CMSがオウンドメディアの制作に盛んに取り入れられています。

CMSを使わない場合は、ページを作成・更新する度にHTMLやCSSなどの言語を使うため、初心者にとっては業務のハードルが高いのが難点です。

一方CMSを使う場合は、文章を入力したり、画像をドロップインするだけで簡単にページに反映できます

特に社内のHTMLやCSSなどの言語の知識が乏しい場合は、CMSの導入を検討するのがおすすめです。

オウンドメディアを作るステップ③記事作成

サイトを制作したところで、記事作りに入ります。

このステップでは、以下の流れに沿って記事を作成します。

  • キーワードの設定
  • 検索意図の考察
  • 期間とリソース配分の決定
  • 記事のアウトラインの決定
  • 記事の執筆

ここからは、上記の項目を詳しく解説していきます。

キーワードの設定

記事を作る上で重要になるのが、キーワードの設定です。

オウンドメディアのコンテンツ制作では、「スマホ おすすめ」「机 一人暮らし」など、一つの記事に一つのキーワードを設定し、それに沿った内容の文章を執筆するのが基本です。これにより、設定したキーワードで検索したユーザーのニーズに合う記事を作成できるようになります。

また、一つのキーワードに含まれる単語は、1語よりも複数の方が、その記事を必要としている特定のユーザーに届きやすいといわれています。

ロングテールキーワードについてはこちらで詳しく解説しています。

ロングテールワード(ニッチワード)とは?SEOでの重要性と選定方法を解説

キーワードの設定には、キーワードツールを利用するのがおすすめです。キーワードツールには、無料や有料のものなどさまざまなものがあります。

キーワードツールを活用しながら、ユーザーに検索されているキーワードを意識して、キーワードを選定しましょう。

検索意図の考察

次に、設定したキーワードについて、ユーザーの検索意図を考察しましょう。

例えば、「スマホ おすすめ」では、「最新のスマホ機種を客観的な視点から複数紹介してほしい」というニーズが予測されます。また、「机 一人暮らし」では、「一人暮らしの狭い部屋にはどんな机が合うのか知りたい」というニーズが考えられます。

そして検索意図を考察する際は、そのキーワードで検索するユーザーのペルソナも一緒に想定するのがおすすめです。

たとえば、「机 一人暮らし」では、大学生や社会人など新生活を始める若者が想定されます。

このように、キーワードの検索意図やペルソナを想定すると、より記事を作りやすくなります。

期間とリソース配分の決定

コンテンツを作る上で重要となるのが、期間とリソース配分の決定です。具体的には、以下のような内容を決めます。

  • 人材
  • 作業時間
  • コスト
  • ツール

オウンドメディアの立ち上げでよくある例に「サイトを作るところまでは良かったけど、コンテンツの制作が思ったより大変で、数か月で更新が止まってしまった」というのが挙げられます。

このようなことがないよう事前に機関とリソースを配分し、数か月先の運用まで予測することが大切です。

記事のアウトラインの決定

アウトラインは構成であり、記事の目次部分にも反映される見出し(章の題名)のことを指します。先にアウトラインを決定すると、どんな順番でどんな内容を書くのか、整理できます。

また、アウトラインの完成度が高いと、ユーザーは全体の流れを把握でき、ストレスを感じずに最後まで読んでもらえるでしょう。

文章量が多い章は段落を小分けするなどをして、わかりやすさを意識しましょう。

記事の執筆

記事作りの準備が整ったところで、執筆に入ります。執筆自体は社内の担当者がする場合と、外部のライターに発注する2パターンがあります。

予算や社内の人員を考慮しながら、企業に合う執筆方法を選んでください。

また、執筆の際は、設定したキーワードを本文や見出しに盛り込むことを意識します。

オウンドメディアを作るステップ④データ分析

サイトを作成して記事を公開したら、データ分析です。データ分析には、以下の4つの方法があります。

  • 検索順位のチェック
  • Googleアナリティクスで解析
  • サーチコンソールで検索クエリを確認
  • サイトマップの整理

検索順位のチェック

検索順位とは、特定のキーワードで検索した場合に検索結果に表示される順位のことを指しています。順位が高いほどユーザーのクリック率が高いとされ、1位と2位のクリック数の違いは約2倍ともいわれています。

オウンドメディアでは、まず設定したキーワードで検索し、記事の順位を調査するのが基本です。急に順位が下がったり、設定した以外のキーワードで高順位になっている場合は、記事に何らかの問題点があることが予想されます。このようなときは、記事のリライト(修正)を行います。

また、検索順位には、チェックツールを活用するのもおすすめです。検索順位チェックの代表的なツールには、GRCが挙げられます。

検索順位チェックツールGRC

Googleアナリティクスで解析

Googleアナリティクスとは、Googleが用意する無料のWebページ解析ツールです。Googleアナリティクスでは、以下のような内容を分析できます。

  • 滞在時間
  • コンバージョン率(サイト内で何らかのアクションをした人の割合)
  • 直帰率(1ページだけ見てサイトを閉じてしまった人の割合)

解析結果をもとに改善点を見いだし、Webサイトを適宜修正します。

Googleサーチコンソールで検索クエリを確認

Gooleサーチコンソールは、Googleアナリティクスと同じくGoogleの無料ツールです。オウンドメディアの各ページのパフォーマンスを確認できます。具体的には、キーワードごとの検索順位や、表示回数といった検索クエリをチェックしましょう。

Googleサーチコンソールで検索クエリを定期的に確認すれば、それぞれの記事の最適なキーワードが見えてきます。これをもとにリライト(修正)を繰り返すなど、検索順位やアクセス数アップのための施策を決めます。

サイトマップの整理

サイトマップとは、サイト全体の構成を俯瞰できる地図のようなもので、構成図とも呼ばれます。

ある程度の記事数を公開したら、これらの記事をカテゴリー分けし、サイトマップを整理しましょう。こうすることでユーザーが今サイト内のどの位置のページを読んでいるか、他にはどんなジャンルの記事があるのかなどを一目で確認できるようになります。

また、ある程度の記事を作ってからジャンル分けすることで、各ジャンルの記事数が少なすぎてサイトの見栄えが悪くなるのを防ぐなどの効果もあります。

オウンドメディアを続けるコツ

オウンドメディアの作り方がわかっても、継続できるどうか心配な方も多いのではないでしょうか?

そこで最後にオウンドメディアを続けるための、以下の4つのコツを紹介します。

  • 役割分担を決める
  • 月1の編集会議を行う
  • データ作業に時間をかけすぎない
  • 配信した記事を見直す

役割分担を決める

実際の業務でよくあるのが、各担当者の役割分担があやふやで、作業効率が悪くなってしまうケースです。オウンドメディアの社内での運用方法が確立されたら、チームを組み、各メンバーの担当を決めましょう。

オウンドメディアの運用では、主に以下の6つの役割が求められます。

  • 編集長
  • 各コーナーの担当
  • 校正係
  • 執筆係(ライター)
  • テーマやキーワードの選定
  • データ分析係

チームの人数が少ない場合は、一人のメンバーが複数の役割を兼任しながら、効率的な運用を目指しましょう。

月1の編集会議を行う

データ分析の結果や業務の進捗状況を共有するために、編集会議を定期的に行いましょう。直近のトレンドや、業務をする上での率直な感想などを議題に盛り込むことで、より効率的な運営や、良質なコンテンツ作りができるようになります。

編集会議の前は、事前に議題を決めるとスムーズです。

データ作業に時間をかけすぎない

分析作業やExcelでのまとめ作業など、データ作業は本気で取り組めば取り組むほど時間がかかり、終わりが見えなくなる側面もあります。しかし、オウンドメディアの運用で最も重要なのはデータ作業ではなく、継続したコンテンツの制作と商品やサービスの購入率の改善です。

データ分析の際は、あらかじめ分析する項目を絞り、事前に決めておいたフォーマットに記入する程度にしましょう。

配信した記事を見直す

オウンドメディアの本当の役割は、記事を配信する前ではなく、配信後に始まります。データ分析を参考にしながら、問題があるコンテンツは見直し、適宜修正を繰り返すことが大切です。

また、タイムリーなテーマを扱う際は、記事内のデータを最新のものに更新するのも重要な作業です。記事の題名に「○○年最新版」などのキーワードを含め、情報の新しさをアピールする場合は、特に要注意です。

常にユーザーに求められるような、有益なメディアを目指しましょう。

オウンドメディアは分析まで行い、継続させることが大事

オウンドメディアを作る際の4ステップと、運用を続けるコツを紹介しました。オウンドメディアの制作には以下の4つのステップがあります。

  • ステップ①準備
  • ステップ②サイトの制作
  • ステップ③記事作成
  • ステップ④データ分析

また、オウンドメディアの運用を続けるためには、役割分担を決める、月1の編集会議を行う、データ作業に時間をかけすぎない、配信した記事を見直すなどのポイントがあります。

こちらの内容を参考にオウンドメディアを運用し、高い成果を出していきましょう。

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