検索順位が上がる?モバイルフレンドリーの対応方法と必要性

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インターネットやスマートフォンが進歩している現代では、スマホが情報収集のツールとして一般的になっています。そこで取り組まなければいけないのが、モバイルデバイスでの表示に最適化するモバイルフレンドリー対応。BtoCはもちろんのこと、通勤中や移動中に情報収集をする企業担当者も多いためBtoBビジネスでもモバイルフレンドリー対策の必要性が高まっています。

さらに、Googleはモバイルフレンドリー対応しているWEBサイトを高く評価することにも注目しなければいけません。今回はモバイルフレンドリーの必要性を踏まえ、チェック方法や対応方法について解説します。

目次

モバイルフレンドリーとは

モバイルフレンドリーとは、Googleが2015年4月に全世界で実装した基準です。名称通り、スマートフォンをはじめとするモバイルデバイスに親切な設計のWEBサイト・WEBページを高く評価する仕組みです。

パソコンのみに対応しているWEBサイト、つまりモバイルフレンドリーでないWEBサイトをスマホで閲覧したとき、見やすくするためズームやピンチなどの操作が必要になります。しかし、このような操作を煩わしく感じているスマホユーザーは少なくありません。

WEBサイトをモバイルフレンドリーにすることでこれらの操作が必要なく、スムーズに閲覧できるようになるのです。

モバイルフレンドリーの必要性

モバイルデバイスでのサイト閲覧をスムーズにするモバイルフレンドリー。確かに利便性が向上するのは理解できますが、モバイルフレンドリーを実行することでどのようなメリットや効果があるのでしょうか。

Googleがモバイルフレンドリーを重視する理由を押さえながら、モバイルフレンドリーの必要性について解説します。

スマートフォン利用者が増えているから

GoogleはWEBサイトをモバイルフレンドリーにする理由について、下記のように提言しています。

サイトがモバイル フレンドリーであれば、コンテンツが読みやすく、すぐに利用できます。

米国では、スマートフォンのユーザーの 94% が地元の情報をスマートフォンで検索しています。 モバイル検索の 77% は自宅または職場で行われています。

出典:ウェブサイトをモバイル フレンドリーにする理由

つまり、スマホユーザーが増加してモバイルでの検索が増えているため、モバイルフレンドリーのサイトはこれらのスマホユーザーの利便性を高めることができるのです。

日本の世帯におけるスマホの保有率は83.4%、個人におけるスマホの保有率は67.6%となっており、スマホの普及が広がっていることは明白です。

出典:令和2年版情報通信白書|総務省

スマホユーザーが増えている今こそ、モバイルフレンドリーに取り組むべきタイミングと言えるでしょう。

サイトの検索順位が上がるから

実は、モバイルフレンドリーに対応していることが検索順位にも関係します。Googleは公式ブログにて以下のように発信しています。

ウェブサイトがモバイル フレンドリーかどうかをランキング要素として使用し始めます。この変更は世界中の全言語のモバイル検索に影響を与え、Google の検索結果に大きな変化をもたらします。

出典:検索結果をもっとモバイル フレンドリーに|Googleウェブマスター向け公式ブログ

モバイルフレンドリーなWEBサイトはGoogleに高く評価されるため、検索結果での順位が上位になります。Googleはさまざまな要素から多角的にWEBサイトを判断・評価しますが、その評価要素のひとつに「モバイルフレンドリーかどうか」が入っているのです。

検索結果への順位にも影響するということは、Googleがどれだけモバイルフレンドリーを重視しているか理解できますね。

ページが見やすくなるから

スマートフォンでパソコン向けページを閲覧した経験がある人は分かると思いますが、スマホでPC用ページを表示すると文字や画像が小さくなり非常に見にくくなります。せっかく良いコンテンツを発信していても、ユーザビリティが低いと当然ユーザーは離脱してしまいますし、コンバージョンにつながる可能性も低くなってしまいます。

モバイルフレンドリーにしてWEBページを見やすくすることで、ユーザビリティの向上だけでなくPV数やコンバージョン数の向上も期待できるでしょう。

すぐできる!サイトのモバイルフレンドリー確認

「自社サイトがモバイルフレンドリーになっているか知りたい」
「担当を引き継いだから、モバイルフレンドリーに対応しているのかわからない」
といった場合は、モバイルフレンドリーの対応をする前に、まずはサイトがモバイルフレンドリーに対応しているかを確認しましょう。

実はモバイルフレンドリーかどうか確認するのには1分もかかりません。

Googleが無料で提供している「モバイルフレンドリーテスト」でサイトのURLを入れるだけで、すぐに確認することができます。

WEBページがどのようにモバイルデバイスで表示されるかも確認できるため、見やすさや読みやすさも確認しましょう。このテストサイト以外にも、GoogleサーチコンソールもしくはPageSpeed Insightsでもモバイルフレンドリーかどうかを確認できます。

Google サーチコンソール

WEBサイトのアクセス数や検索順位などの解析ツール「Googleサーチコンソール」でもモバイルフレンドリーチェックが可能です。サーチコンソールのメニュー「拡張」>「モバイルユーザビリティ」でモバイル対応が有効かどうかを確認できます。エラーが出ているページはモバイル対応にするための操作を行いましょう。

ちなみに、サーチコンソールでモバイルユーザビリティテストをするためには、WEBサイトをサーチコンソールに登録しておく必要があります。

PageSpeed Insights

「PageSpeed Insights」もGoogleが提供しており、ページの表示速度を測定できるツールです。モバイルフレンドリー化されているかも確認できるため、ページ表示のパフォーマンス確認も併せて行いたい人は活用しましょう。

PageSpeed Insights でのテストは特別な設定は必要なく、WEBページのURLを入力するだけで測定できます。

モバイルフレンドリーの対応方法3つ

「自社サイトがモバイルフレンドリーテストで合格できなかった」
「サーチコンソールで確認したらエラーページが多い」
これらの問題が見つかっても、焦らずに対応していきましょう。

WEBサイト・WEBページをモバイルフレンドリーに対応させる方法は、主に以下の3通りあります。

レスポンシブデザイン

レスポンシブデザインとは、デバイスの画面サイズに合わせてインターフェースを変化させる方法です。WEBサイトをレスポンシブデザインにすることで、同一URLでも閲覧するデバイスによって表示のされ方が異なり、モバイルデバイスでも見やすいように自動で調整されます。

PC用ページとモバイル用ページを別々に作成・管理すると、リソースもコストもかかってしまいます。しかしレスポンシブデザインにすると自動で調整されるため、作成や管理の手間を削減し、人的ミスも防ぎます。Googleでもレスポンシブデザインをおすすめしています。

出典:Google検索セントラル

ダイナミックサービング

モバイルフレンドリーにするには、ダイナミックサービングという方法もあります。ダイナミックサービングはレスポンシブデザインと同様に、同一のURLでどのデバイスでも閲覧が可能です。ただし、大きく異なるのはHTMLを別にする点です。

パソコン向けとモバイル向けのHTMLを用意し、ユーザーがURLにアクセスしたデバイスや画面サイズに応じてサーバー側で出し分けます。ダイナミックサービングでは2つのHTMLを管理する必要があり、作成や修正の手間がかかってしまうことに注意しましょう。

セパレートURL

セパレートURLとは、PCサイトとモバイルサイトでURLを別々にする方法です。もちろんHTMLとCSSもURLごとに異なるため、作成や維持管理のリソースがかかってしまいます。

モバイルフレンドリーでサイトを最適化しよう

今やスマホでの情報収集が当たり前になっています。モバイルフレンドリーにしていないとユーザーの利便性を損ねるだけでなく、最悪の場合はビジネスチャンスを逃してしまうことも。
モバイルフレンドリーを実行してWEBサイトを最適化し、さまざまなユーザーへの訴求力を高めましょう。

「専門的な知識がない」「どのようにモバイルフレンドリー対策をしたらいいのかわからない」という担当者さまは、ぜひ弊社、株式会社MEMOCOへご相談ください。

MEMOCOはオウンドメディア運用支援やWEBサイト制作を行っており、モバイルフレンドリーやレスポンシブデザインについて豊富な実績があります。お問い合わせフォーム、電話、メールで受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

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