株式会社MEMOCOの
オウンドメディア支援
☑オウンドメディアを運用したいけれど、何をすればよいか分からない
☑運用の知識を持つ人がいない・人員が足りない
☑本気で心を動かすコンテンツを作り、高い成果を上げたい
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サイテーションとは「言及」という意味で、WEB上で自社の企業名やサイト名を言及される行為です。SNSが広まっている現代において、サイテーションの獲得はSEO対策として大きな意味をもつようになってきました。
そこで本記事ではサイテーションの基礎知識をふまえ、サイテーション獲得方法や分析方法について解説します。本記事を参考にサイテーションを獲得する仕組みを構築しましょう。
サイテーション(citation)とは、もともと英語で「言及」や「引用」という意味をもちます。そこから派生して「WEB上で企業名やサービス名などが言及される行為」というマーケティング用語として使われるようになりました。
自社のWEBサイト外での取り組みなので、SEO対策のうちの「外部対策」に当てはまります。
たとえば以下のような例がサイテーションに該当します。
このように自社サイト以外のWEBサイトやSNSで、自社の企業名・ブランド名・店名・サービス名・商品名・サイト名などが記載されるのが、サイテーションと呼ばれるものです。また住所や電話番号もサイテーションとして認識されます。
ちなみにサイテーションと似たものに「被リンク」があります。被リンクは他社サイトやSNSなどで自社サイトのURLリンクが貼り付けられることですが、サイテーションはURLの貼り付けは必要なくテキストのみが該当します。
サイテーションの獲得は、認知度や信頼度の裏付けと言えます。ただしサイテーションのSEO効果についてGoogleは直接提言しておらず、ランキング要因として用いられているかどうかは不明です。
先述の通り、サイテーションがSEOに直接的な影響があるとは明言されていません。
しかしながらGoogleはローカル検索での検索結果において「知名度」を評価指標としているとの示唆があります。このようなことからサイテーションについての明言はないものの、知名度を裏付ける要素として使用されていると考えられるでしょう。
(参照:Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法)
つまりサイテーションの獲得は、特にローカル検索で有効と言えます。Googleマップで上位表示させたいと考える企業・店舗は、サイテーションを獲得するための施策に取り組みましょう。
またローカル検索で効果的な手段ではありますが、通常のSEOでも効果がゼロとは限りません。Googleはさまざまな指標を基にしてランキングを決定しているため、サイテーションが評価指標の一つとして設定されていてもおかしくはないのです。
実際、GoogleのGary Illyes氏はState of Search 2017 カンファレンスの Q&A セッションで「WEBサイトがインターネット上でどのように評価されているかを見ている」と発言しています。サイテーションのことだと明言しているわけではありませんが、「A社のサイトがわかりやすい」などというのは、サイテーションのことを指しているのではないかと言われています。
SEO対策について詳しく学びたい方は、こちらをご覧ください。
SEO外部対策として、サイテーションよりも「被リンク」のほうが馴染み深いという人も多いのではないでしょうか?
被リンクは、他社サイトやSNS上で自社のWEBサイトのURLリンクを張ってもらう行為です。
「誰かに紹介したい」「非常にためになる」「信頼性の高い情報だ」という気持ちにならなければ、被リンクを貼り付けることはありません。そのため被リンクの獲得は、自社サイトの信頼性や専門性などを裏付けるものとなり、SEO効果も非常に高いものとなります。
被リンクの量が多かったり、質が高かったり(ドメインパワーの高いサイトからの被リンク)すると、SEO効果がさらに高まり対策キーワードでの検索順位向上が期待できます。
一方、サイテーションは企業名やWEBサイト名の言及なので、特定の対策キーワードでの順位向上に大きな影響はないと考えられています。しかしながらサイト全体の信頼性を高める効果が期待できるため、ドメインパワーの向上につながるでしょう。
また今後、サイテーションがランキング指標として大きな影響力をもつようになる可能性もあります。外部対策として被リンク獲得だけでなく、サイテーションの獲得にも取り組むのがおすすめです。
サイテーションの獲得は自社サイト外の取り組みのため、自社内で柔軟にコントロールするのは困難です。しかしながら少しの工夫でサイテーションを獲得しやすくなる仕組みは作れるため、以下の方法に取り組んでみましょう。
SNSユーザーの増加に伴い誰しも情報発信ができる現代は、サイテーションを獲得しやすい時代と言えます。そのため、まずはSNSでの認知度を向上させてSNSユーザーからのサイテーションを促しましょう。
具体的には、自社や店舗のSNSアカウントの作成し、積極的に情報を発信して認知度を高めます。また一方的な情報発信だけでなく、リツイートや返信などの機能を活用してユーザーとコミュニケーションを取るのも効果的です。
自社サイト名でサイテーション獲得を狙いたい場合は、短くわかりやすいサイト名にしましょう。長すぎるとユーザーが入力するのが面倒になってしまうだけでなく、変換や名称のミスを引き起こす可能性もあります。
キャッチーでわかりやすいサイト名にして、ユーザーがサイテーションしやすいよう工夫しましょう。
サイテーションは知名度を裏付けするものなので、そもそもの認知度が低いとサイテーションを獲得しにくくなります。そのためSNSだけでなく、広告や媒体での露出を増やしましょう。
広告で認知度を向上させる場合はテレビCMや新聞チラシ、WEB広告などが効果的です。また展示会への出展や、他社セミナーでの登壇なども認知度向上につながるでしょう。
企業のSNSアカウントを作成するだけでなく、自社サイトのSNSアカウントの作成も有効です。サイトの認知度を向上させたり、アクセス数を増やす効果があります。
新しい記事やコンテンツを公開した際にSNSで宣伝すると認知度を高められます。
サイテーションの効果を高めるには、検索エンジンに自社サイトの存在を伝えなければいけません。そもそも検索エンジンが自社サイトと会社名に関連性があると理解していなければ、いくら会社名のサイテーションを獲得しても自社サイトの順位向上にはつながらないからです。
検索エンジンに会社名とWEBサイトが関連していることを伝えるため、構造化マークアップを行いましょう。NAP情報(企業名・住所・電話番号)とWEBサイトの構造化マークアップを行い、検索エンジンが理解しやすいよう設定します。
サイテーションは特にローカル検索で有効です。したがってローカル検索では欠かせないGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)には、必ず登録しましょう。
Googleビジネスプロフィールは無料で利用できるツールです。Googleビジネスプロフィールに登録すると、Googleマップ上に表示されるようになります。
サイテーションの獲得の施策を行ったら、サイトが言及されているか、効果を調べる効果検証が大切です。ここではその検証方法を3つ紹介します。
サイテーションを最も獲得しやすいのはSNSです。SNS上でのサイテーション数を調べるには「Yahoo!リアルタイム検索」がおすすめです。Yahoo!リアルタイム検索はTwitterとFacebookの投稿を検索できます。
ただしFacebookは公開分のみしか検索できない点には注意しましょう。
またInstagram上のサイテーション数を確認したい際には、Instagram上で検索する必要があります。
Google検索でも、自社サイトのサイテーションを確認できます。企業名やサービス名、自社サイト名などで検索してみましょう。
Google検索をする際には、検索結果が履歴やcookieの影響を受けないようシークレットモードで検索します。
サジェストキーワードなども確認し、自社サイトがどのように言及されているのか確認してください。
Googleサーチコンソールは、自社サイトへの訪問者がどのようなキーワードで流入してきたのかを把握する際に役立ちます。WEBサイト名やサービス名の検索回数を調べ、そこからアクセスにつながっているかを分析できます。
Googleサーチコンソールは、ほかにもさまざまな活用方法のあるツールです。無料で利用できるので、まだ登録していない人はぜひ使ってみてください。
サイテーションは被リンクほど認知されている外部施策ではありませんが、今後さらに重要性が増すと考えられています。特にSNSユーザーが増加傾向にある現代では、SNS上での被リンクよりもサイテーションのほうが獲得しやすいと言えます。
ただしサイテーションは自社サイト外の取り組みのため、コントロールが難しいのも事実です。SNSマーケティングやWEB広告などで認知を広め、ユーザーがサイテーションしやすい仕組みを構築しましょう。